中傷されてもあまり傷つかないが、褒められても大して嬉しくない
他人の評価に依存しないという意味では凄く自立してるのかもね、スキゾイドって
これまでの人生で中傷も賞賛も悪口も褒め言葉も受けてきた。その瞬間だけちょっと傷ついたり嬉しかったりはするのだけど、その気持ちは薄く、長く続かないのだ。
小さい頃から家族と喧嘩しても30分後にはけろっと忘れてしまうので、性格があっさりしてるねと言われてきた。悪口や中傷も、普通の人だったらもっと傷つくんだろうなと(周囲の反応を見ていて)予測できるレベルでも、自分は気にならない。そしてすぐ忘れる。
私にとっては他人の悪意も中傷も心底どうでもいいことだった。周囲に「メンタルが強いね、普通ならあんな中傷言われたら泣いちゃうよ」とか言われても、「だろうね」と他人事のように思っただけだった。
当時は「離人症っぽいのかも?」と思ってたけど図書館の本で調べると、なんか違う。ただの性格かと結論付けた。
これは褒められた場合も同じで、褒められた瞬間は悪い気はしないものの、すぐさまどうでもよくなり、モチベーションがあがるとか自信がつくといったことは一切ない。というか自己肯定感が最初からわりとしっかりあるのだ、スキゾイドは。そりゃもうナルシストばりに自分が好きで、自分を大肯定している。そこが対人恐怖や回避性人格障害とは大きく違う点だ。さらに他人からの肯定や評価に無関心なので「褒められ願望」もない。自分で自分を肯定しており、それだけで生きていける。究極の自家発電だ。
だから褒めて伸ばすとか、おだててやらせる作戦はスキゾイドには通じないと思ったほうがいい。褒められても「あっそ」になり、「よーしやるぞ!」とはならないので。
普通だったらなかなか立ち直れないような失敗や恥も、半日ほどですぐに忘れてしまう。思い出して顔が赤くなるといったこともない。
他人から自己に向けられる感情や評価、好悪のすべてが意味を持たない。おかげで美醜や貧富といった格差にもすごく鈍感だ。セレブや人気者に憧れない代わりに、いわゆる底辺の人を見て哀れだとも感じない。
そして自分の社会的評価にも興味がない。だからか、スキゾイドってホームレス落ちしやすいタイプな気がしている。私も将来はホームレスかもね。
今だって無職で毎日だらだらしてるのに、近所の目がいっさい気にならないんだから。
私はこれまでこういった自己の性格から、回避性人格障害、離人症、サイコパスなどを疑ってきた。けれど診断や専門書を読むと9割当てはまらないのだ。サイコパステストをやると「あなたは健全です」と出てくるし。回避性の特徴である「自分はここにふさわしくない」とか「いつか嫌われる前に自分から去ろう」といった思考もない。
で、ただの人間嫌いか、はたまた中二病、未分類の障害かなと思いつつ社会から身を遠ざけ続けてきたわけだけど。
自分がスキゾイドパーソナリティー障害の条件にほぼ当てはまっていると気付いたのは最近で、「ああ…これ精神医学的にちゃんと分類があったのね…」と思ったものだ。
以下、DSM-Ⅳ-TRの診断基準(4つ以上該当で診断)を載せておく
- 家族を含めて、親密な関係をもちたいとは思わない。あるいはそれを楽しく感じない
- 一貫して孤立した行動を好む
- 他人と性体験をもつことに対する興味が、もしあったとしても少ししかない
- 喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても、少ししかない
- 第一度親族以外には、親しい友人、信頼できる友人がいない
- 賞賛にも批判に対しても無関心にみえる
- 情緒的な冷たさ、超然とした態度あるいは平板な感情
ちなみに私は1~6までが当てはまり、7はあまり当てはまっていない。
スキゾイドらしい過疎スレ
群れない、交流しないスキゾイド
2ch(今は5chね)のスキゾイド(シゾイド)スレッドは8までで現在は落ちている。
過去スレも何度か落ちたみたいで、他の人格障害のスレッドはpart40~80くらいあるというのにこの過疎っぷりよ。
でもこれ、スキゾイドの自分にはわかりすぎる。
まずスキゾイドは積極的に自分のことを語りたがらない。生い立ちだとか普段なにしてるだとか、些細な情報ですら人にあまり言いたがらない。スパイみたいに秘密主義で、それはネット上の顔の見えない相手に対してもそう。
私は一過性、その場限りの初対面の人とは、話しても差し支えない「浅いやいりとり」はできるんだけど、ちょっとでもプライベートに踏み込まれると嫌で、相手をシャットダウンしてしまう。
だからスキゾイドのスレッドにはコテハンもいないし、交流や馴れ合いがないし、オフ会なんてとんでもない。誰もそんなこと望んでないから。承認欲求に乏しく、他者との繋がりを欲してない。
ついでに自己愛とかボーダーのスレを覗いたら承認欲求モンスターだらけで凄いと思ってしまった。あんなに他者に向かって「私を認めろ。私に構え」とやれるエネルギーがどこから来るのだろう。おかげで被害者スレも盛況。そりゃあね。
「他人にかまって欲しい」というのはスキゾイドが持ち合わせていない感情だ。むしろかまわないでほしいのだ。心の底から。
そしてスキゾイド関連のブログは本当に少ない。
スキゾイドを自認する人そのものが少ないせいもあると思うけど、スキゾイド同士でつるんだりしないし、情報発信をしたがらないからだろうと思う。
私も交流する気はないし、じゃあなんでこのブログを作ったかと言うと自分で自分を振り返る用、あとついでに精神科医とか治療・研究側の人が勝手にサンプルにしていいよ、という感じ。
でもこういう取っ掛かりを作ると「本当は誰かと繋がりたいんだろ?」「本当は寂しいんだろ?」みたいな勘違いを受けるのがうっとうしい。回避性の人はそうかもしれないけど、スキゾイドは本気で他者を必要としてない。これがなかなかわかってもらえないのがしんどい。
多くのスキゾイドがブログとか、他者が絡んでくる危険のある「取っ掛かり」を作らない理由ってこれだよね。
私も積極的に孤立を選んできた。孤立状態は不幸どころか幸せなことなので、今の無職でふらふら遊び歩き、親しい人間が親しかいない状態は天国だ。
できたらこの状態をずっと維持したいと思っている。
スキゾイドはいいぞ
こんにちは、スキゾイドパーソナリティー障害のアラサー女子です。
友だちゼロ、無職ニートで楽しく生きてます。
毎日お一人様でカフェに行ったり、映画を見たり、ずっとひとりぼっちで最高! 一人が大好き!
長年、回避性人格障害だろうかと思っていたんですが、それにしては当てはまらないことが多すぎる。
回避性の人にある「自信の無さ」「本当は人恋しい」「他人の評価が気になる」といった部分が該当せず、それどころか正反対だったからです。
2018年、ついに自分の性格にほぼあてはまる「スキゾイドパーソナリティー障害」にいきつき、あーこれだったのねと納得。
でも治療する気がまるで起きない! だって特に困ってないし。
というわけでぼっち人生これからもエンジョイです。
スキゾイドの生き方をぼちぼち綴っていこうかと思ってます。